市長選挙

川越市長選挙2021 多選自粛条例と立候補者(川合善明VS川目武彦)の情勢!当選者は誰?

選挙あります冒頭画像

埼玉県川越市の2021年の川越市長選挙が、は現職市長の任期満了を事由に、1月17日に告示され、1月24日に投票日を迎えます。

即日開票で、24日の深夜には、当選結果が判明する予定です。

市長選挙には、現職の川合善明氏と新人の川目武彦氏の2氏が立候補しており、一騎打ちの戦いとなっています。

実は、現職市長・川合氏の出馬は四期目を目指すもので、この「多選」が話題を呼んでいます。

出馬・立候補自体は自由なのですが、この多選を防止する努力義務をうたった「多選自粛条例」が、少し前まで、川越市には存在していました。

この条例は2009年6月に制定されていますが、発案者は川合氏本人。ちょうど、初当選を果たした直後のこと。

そして、今般、3期12年の市長職を終えようとする昨年の12月に、今度は発案者自らが「多選自粛条例」の廃案を議会に提出して採択され、川越市から存在しなくなったのです。

そして、今回の市長選に4選を期して立候補したという次第です。

条例の成立から12年が経過するとはいえ、多選の当事者の動きとしていかがなものか・・という声があがっても不思議ではありません。

こういった情勢の中、市長選挙に当選するのはどちらの候補者なのかを予測してみました。

川越市長選挙2021 多選自粛条例と立候補者(川合善明VS川目武彦)の情勢

川越市長選挙2021の立候補者2氏のプロフィールは以下のとおりです。

川目武彦(かわめ・たけひこ)42歳。無所属・新人です。弁護士。履歴:米カリフォルニア大バークレー校客員研究員・市議。学歴:上智大卒。

川合善明(かわい・よしあき)70歳。無所属・現職で3期。弁護士。履歴:市選管委員長・筑波大法科大学院客員教授。学歴:早大卒。推薦:自民・公明。

しかし、川合善明氏の「多選自粛条例」をめぐる動きに対しては批判の声が出ています。

こういった批判のある中、川合氏は、以下のように答えています・・。


「重い条例で、『多選によって組織の活力が衰えるおそれがある』との認識は変わらない」としつつ、市民から続投を請われ、熟慮した上で出馬を決めたと説明する。「多選の弊害について戒めは持ち続ける」とも。
出典:産経新聞

こういった声は、対抗する「川目氏」にとっては追い風ではあるのでしょう。

川目氏は、「厳しい戦いにはなるが、勝ち目が無いわけではない」と発言しています。

川越市長選挙2021 立候補者(川合善明VS川目武彦)2氏の内、当選するのは誰?

川越市長選挙2021で当選するのは誰か?

筆者はそれでも、当選者は、現職・川合氏と予測します。

根拠は?

まず、「多選自粛条例」の廃案は川合氏のものですが、これを決めたのは議会であるということ。公明党の議員1人のみ反対で「賛成多数」で廃止となっています。

議会全体に漲る「川合派」の傾向が強く出た結果ではないでしょうか。賛成した議員は、この段階で、川合氏が出馬すれば「当選間違いなし」と算段していたと思います。

また、川合氏支持の市民の地盤にも固さを感じさせるのは前回の市長選の結果です。

前回、川合氏は、立候補者3名の中、落選した2氏が「1万数千票」であったのに、「5万6千票」で悠々当選しています。

そして、決定的なのが、その投票率でした。なんと【29.67%】という低さです。これでは、いわゆる組織票・地盤票が有利に働き、浮動票の少なさが浮き彫りになります。

投票率が50%を超えない限り、川合氏の当選は固いものと思われます。

あくまで、個人の予想ですが。

まとめ

選挙に対する民意の反映を決するものは「投票率」です。

政治や政策に多くの批判があっても、投票されて当選した政治家の行為であることを強く認識すべきです。

昨今、SNSの人に与える影響力の大きさが何かと問題になっています。

しかし、SNSで批判しても、SNSを知らない「年配者」だけが投票する自治体では、当落に与える影響は少ないものです。

投票に行きましょう。